07th作品 Rose Guns Days(以下ローガン)は、4つのシーズンにわたって展開しました。
ひぐらし・うみねこが長編、彼岸花が短編だとすると、その中間くらいのサイズということになります。
さてそのローガンの「シーズン」ですが、読み進めるうえで非常にわかりづらいポイントがあるので、まとめておきます。
何が分かりづらいかというと、「シーズン」という言葉が2つの意味で使われている点なのです。
今回は、この「シーズン」についてのまとめです。多少の本編ネタバレ(どのシーズンで大体何をやっているという程度)を含むのでご注意ください。
ディスクの区切りとしての「シーズン」
まずは、ディスクの区切りとしての「シーズン」です。
2012年の夏に発売されたシーズン1を皮切りに、2012年末のシーズン2、2013年夏のシーズン3、2014年1月のラストシーズンと、合計4枚ほどのディスクがリリースされています。
ひぐらしの○○し編、うみねこのエピソード○、と同様に、ローガンでは4編ほどリリースされています。
こちらを便宜上、「ディスク区切りのシーズン」と呼ぶことにします。
発売日に関する補足:コミケの時期にリリースされていますが、07th Expansionとしてコミケ自体にサークル参加はされず、同じタイミングで委託先ショップに並ぶ形です。また、ラストシーズンについては、2013年末の冬コミと同じタイミングを予定していたものの、制作の遅れから翌年1月のリリースとなりました。
作中の年代区切りとしての「シーズン」
1枚目のディスクに収録されているのはシーズン1のチャプター1から5まで。ここまでは良いです。
ところが、2枚目のディスクに収録されているのは、シーズン1 チャプター6~7(ケイレブ編の終盤)と、シーズン2のチャプター1~3(ワンダリングドッグ編の序盤)です。しかも、このディスクのことをシーズン2と呼んだりもする。ここが非常にわかりづらいですね。
つまり、ディスクの枚数とは別に、物語上の区切りとしての「シーズン」が存在します。あるいは、作中の年代での区切りといっても良いでしょう。
以下、シーズンと年代の関係、ストーリー概要です。
シーズン | 年代 | 内容 |
---|---|---|
1 | 1947 | 主人公:レオ。アルフレッド、ケイレブ戦。 |
2 | 1948 | ワンダリングドッグ編。醤油戦争。 |
3 | 1949 | アラン&キース編。大正義作戦。 |
4 | 1950 | 最終決戦。 |
本稿ではこれを「作中年代区切りのシーズン」と呼ぶことにします。
2つの「シーズン」の関係
「ディスク区切りのシーズン」と「作中年代区切りのシーズン」の関係は以下のようになっています。
ディスク | 作中年代 | チャプター |
---|---|---|
Disc 1 | S1(1947) | 1 |
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 | ||
Disc 2 | 6 | |
7 | ||
S2(1948) | 1 | |
2 | ||
3 | ||
Disc 3 | 4 | |
5 | ||
6 | ||
7 | ||
S3(1949) | 1 | |
2 | ||
3 | ||
Disc 4 | 4 | |
5 | ||
LS(1950) | 1 | |
2 | ||
3 | ||
4 |
このリストの通り、以下のような変遷をたどっているのです。
・1枚目のディスクでは、作中年代的なシーズン1(1947年)の途中で終わり。
・2枚目のディスクではその続きを完結させた後、作中年代的なシーズン2(1948年)に突入するが3チャプターまでで終わり。
・このままいくと、ディスク区切りのシーズンと作中年代区切りのシーズンがどんどん開いていってしまうのではないか?なんて思っていたところ、3枚目のディスクでは少し追いつこうとボリュームを増やした感があり、作中年代的なシーズン3(1949年)を半分以上消化して終了。
・そして3枚目のディスクでは、その残りと、やや短めであった作中年代的なラストシーズン(1950年)まで完結させて終了。
以上がローガンにおける複雑な「シーズン」の整理でした。特に初見の人には混乱を招きそうなところですので、活用いただけますと幸いです。
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